凡人家の中学受験
「はじめに」で書いた通り、凡人家では中学受験を意識しております。
なんでこんな早くから中学受験を考えたのか。
凡人父が「公立中学は嫌。」だからです。以下、凡人父の考える公立中学校の欠点です。
1. 先生の質が低い
稀に良い先生もいるのですが、常識的にもやばい先生もいる。一度も当たらない可能性の方が低い。
私の時代の話になりますが、ほとんどの先生の授業よりも塾の授業や参考書の方がわかりやすいのはどうしてでしょう。
子供の人生が先生によって悪い方向へ左右され得ると考えると少々納得がいかないところがあります。
2. 内申点のシステムが疑問
中学3年生の時に凄い伸びた生徒を否定するシステムですし(3年間頑張った生徒を優遇するというのは理解できなくない)、内申点をチラつかせてくる先生がいたことも事実です。
例えば、宿題に関して、目的が学習内容の定着あれば、宿題をやらなくても身についていればよいと思いますが、宿題をやることが目的になりかねないところに疑問を覚えます。結局、先生のお気に入りポイント集め作業をしないといけないのは不毛という気がします。
(もしも、現在の公立中学校はそんなことないというのであれば教えてください)
3. 良い友人ができれば良いが道を踏み外したら、、、。
朱に交われば朱くなると言いますが、中学時代を思い返すと、私は仲の良い友人に極めて恵まれたなと思います。
結果的にラッキーでしたが、確率論的には高くない気がします。
4. 高校受験をしなければならない
中学生の多感な時期に内申点とかを気にしながら高校受験するのか、、、とか考えてしまいます。
(ちなみに公立中学の長所は「安い、近い」です。)
逆に私立中学のメリットを考えてみると
1.友人関係
上位の学校に行くほど、いじめ等の心配がなくなりそう。
また、周囲も面白い人が多い。リアルの知り合い(大学の研究室含む)で、パッと思いつくあたりで開成、桜蔭、女子学院、浅野、海城、巣鴨あたりの仲の良かった友人・後輩を思い浮かべると、人間が出来ていて面白い人しかいませんでした。本当に良い意味でアイデンティティを確立している人ばかりでした。こういったイメージがあるので、子供には私立中学に行ってほしいと思っているのかもしれません。
2.将来を考えると
古い考えだが、まだまだ日本において学歴・資格は武器になり得ると考えています。
3.単純に大学の進学実績が良い
良い意味で周囲に流されてそれなりの大学に進学というのがありがたい。
4.高校受験がない
勉強以外にも1つや2つのことに6年かけて打ち込んで欲しいという勝手な願いがあります。
(私立のデメリットは学費が高い、家から遠いぐらいでしょうか)
つまり、現状では学費の差以上の価値を感じられているため中学受験をさせたいと思っています。
結局は本人の意思次第ですが、なるべくそっちに誘導したいとも考えています。
そして、どうせやるならなるべく良い学校(の定義もいろいろありますが)に行ってほしいと考えるのは親の常だと思います。
一方で子育てのゴールはどこなのかを考えると、子供が独り立ちするところがゴールかな思っています。
中学受験はあくまでもそこに至るための過程・手段の一つであって、本人が望めば地元の公立中高でもかまわないと思っています。
実際に試行錯誤しながら、子育てをいろいろとやっていくので、言うことが変わるかもしれませんがご容赦ください。
トライ&エラーの過程とともに思考の変化についても記事にします。
まったりと読んでいただき、少しでも皆様の参考になれば幸いです。