鉄力会について私見を述べる回です。
今回は2000年以降常に鉄力会に指定されている学校+武蔵でまとめてみました。
具体的には
・筑波大附属駒場
・男子御三家(開成、麻布、武蔵)
・女子御三家(桜蔭、女子学院、雙葉)
・駒場東邦
・海城
・筑波大附属
の10校です。
この中で武蔵だけが鉄力会の指定校をはずれています。
それではまとめたグラフをどうぞ。
縦軸が合格率(東大・京大合格者÷卒業生数)、横軸が入試年で推移を表すグラフになっています。
上から、
・筑駒、開成ゾーン(40%以上)
・麻布、駒東、桜蔭ゾーン(25~40%)
・武蔵、女子学、筑附、海城ゾーン(10~25%)
・雙葉
と区分けできます。
ここで、2023年1月の各学校の鉄力会在籍率(鉄力会在籍数÷およその全校生徒数)を見てみます。
筑駒、開成、桜蔭の在籍率が異常なことになっていますね。
あと、武蔵のデータはありませんでした。笑
上記、在籍率は全校生徒数から出した数字なので、高校三年生に限ればもっと高い数字になるはずです。
さて、ここからは数字を見ての凡人父の妄想になりますので、暴言・失言はお許しください。
。桜蔭はこれだけの人が通っていて、この合格率って残念じゃない?
まぁ、これだけの人が通っているからこの進学実績かもしれません。理Ⅲの進学実績はさすがですが。
・筑波大附属と開成の東大合格率についてもこれだけの在籍率の上に成り立っているのかもしれませんね。
これだけ見ても鉄力会の寄与はあるのでしょうが、筑駒、開成、桜蔭の中から鉄力会にフィットする人間を選別しているように見えます。
次に、その他25%くらいの在籍者ゾーンについてです。
・麻布、駒東 東大合格率>鉄力会在籍率を考えると、学校の指導が良いのでは?と思ってしまいます。
・筑附、海城、雙葉 偏差値と鉄力会在籍率を考えると海城は良い学校なのでは?と思います。
鉄力会在籍率が低い女子学院では雙葉以上の進学実績を誇っています。
ここらへんで、鉄力会は御三家レベルの子でも学力を伸ばしているというわけではなく、ついてこられる一部の子を選別しているようにしか考えられません。ただただ受験アスリートをふるいにかけているだけに見えます。桜蔭ですらふるいにかけられています。恐ろしい世界です。
ボーダーの子を”確実”に合格させるために、多くの犠牲を払っているようで、少なくとも教育をしているようには思いません。
それは鉄力会の指定校をはずれた武蔵を見ても明らかなように、本質的な教育を行っている学校の進学実績には響いていないことからも明らかに思います。
武蔵の教育についてはコチラを見ていただけるとありがたいです。
SAPIXはそんなにネガティブな感情を抱かないのですが、鉄力会には非常にネガティブに感じるのは何なんでしょうか。
とは言え、鉄力会で切磋琢磨して頑張っている子は無理しすぎない程度に頑張って目標とする大学に合格してほしいですね。