先取り教育 雑記

【記事感想】早期教育に走る親の子どもの成績が伸びない訳【事実無根】

 

最近、先取り教育・早期教育のデメリットや問題点を調べまくっている凡人父です。

 

とても刺激的なタイトルから、ゴミのような論理展開と共感できる部分があって、著書を山中伸弥先生が推薦なさっているので、紹介いたします。

 

ポイント

・睡眠の重要性について

・高学歴の親は早期教育に走りやすい傾向があり、他の子供と比較してしまう傾向がある

・正しい睡眠で高度な脳をつくることは、子育てにおける最重要課題

・「学校で習う以外の知識・情報」がたくさんあることが望ましい

元記事はコチラ

 

高学歴の親は早期教育に走りやすい傾向があり、他の子供と比較してしまう傾向がある

凡人父の場合(N=1)は、(おそらく一般的には)高学歴で、早期教育に走っていて、他の子供と比較してしまう傾向があるというのは否定できません。

実際に不安を覚えたこともあったので、あながち間違いではないのかもしれません。

ただ、子供のことを考えて、不安になったり、周りの子とついつい比較してしまう親心に、学歴は関係ないと思いますが。

 

正しい睡眠で高度な脳をつくることは、子育てにおける最重要課題

全面的に同意です。睡眠は本当に大事だと思います。

 

さて、凡人父が気になった論旨として、

「早期教育をする親は睡眠をおろそかにする(統計データ付き)→結果、子供の成績が伸びない」という流れで来ると予想しながら読んでいたのですが、それらしい記述が見当たらず、二度

、三度読み直してみましたが、結局そのような記述はありませんでした。

 

すごく好意的に筆者の文章を解釈(行間を読みまっくて妄想)してみると、

高学歴の親は早期教育に走りやすく、「(早期教育を)やればやるほど頭がよくなる」と考えている節があります。学業を頑張ってきた親御さんたちは、自分の成功体験から努力すれば花が咲くと考えます。他の子が塾で勉強している最中にわが子が寝ている。それを想像しただけで不安になるのです。

成田 奈緒子 : 小児科医、医学博士

 

正しい睡眠で高度な脳をつくることは、子育てにおける最重要課題と言えるでしょう。そこがおろそかになると、どれほど学習刺激を入れても伸びない、それどころか成績が落ちるばかりになることもあります。そこを改め、まずは生きるための脳、つまりは寝て・起きて・ごはんを食べてからだを動かす「からだの脳」を育て直すべく生活リズムを整えたら、良い結果がもたらされるのです。

成田 奈緒子 : 小児科医、医学博士

 

上記二つの引用した文章の間に、

「高学歴の親は、この不安を紛らわすために、こどもの睡眠をないがしろにし、夜遅くまで無理やり勉強をさせる傾向があります」

「実際に統計データで見てみると、高学歴の家庭ほど子供の平均睡眠時間が短い傾向があることからも否定できない事実であると考えられます。」

みたいな記述があれば、まだ理解できるのですが、この論理展開だと、早期教育=睡眠不足=成績伸びないという論理展開にならないので意味不明ですね。

 

凡人父の妄想ですが、

・早期教育をしている家庭の人間は子供の将来を真剣に考えて、早期教育をしていないご家庭の方が漫然とテレビをぼーっと見させている時間の一部を勉強の時間にあてているだけで、睡眠を削っているわけではない

・むしろ睡眠時間を大切にしているご家庭が多いイメージ(友人や早期教育をしている方のブログのイメージ)

・小学校5,6年の中学受験真っ盛りの時期に睡眠を削って無理させないために、早期教育をしている

・親自身が一度でも勉強の楽しさを感じたことがあり、子供にも共感してほしい。同じ体験をしてほしいと思っている

という傾向があるように思っています。

まぁ、こちらは私の勝手なイメージなので、筆者の言っていることが正しいかもしれませんが。

 

「学校で習う以外の知識・情報」がたくさんあることが望ましい

ここも賛同します。やはり、知識量というのはその人の奥深さにつながると思いますし、人勢を豊かにする上でも大事なことだと思います。

凡人父は、遊びもゲームも小説も漫画も映画も音楽も、自分が楽しめる文化は全て大事にしてほしいです。

 

子どもが小さいときから親が好きなことに巻き込んでいくことが効果的かもしれません。ちなみに私の場合は、子どもが小さいときから自分の好きな演劇に一緒に連れていっていました。いつの間にか子どもはミュージカル大好き少女、特に『レ・ミゼラブル』にはまって博士級の知識を持つようになりました。

成田 奈緒子 : 小児科医、医学博士

素晴らしいですね。子供と趣味を共有できるっていうのは素敵なことですね。父も見習いたいと思います。

 

さて、ここでも「早期教育(勉強しかしない)=学校で習う以外の知識・情報がない=成績が伸びない」という論理展開が来ると思っていたのですが、全く期待外れでした。

早期教育をすると成績が伸びないというには事実無根と言っても過言ではないほどの根拠のない文章でした。

 

ただ、内容としては非常に参考になる部分もあり、

・睡眠大事

・学校以外の知識(趣味)も大事 

という部分には大いに賛同するところであります。

 

題目が「早期教育に走る親に気をつけて欲しいこと」くらいの表現であれば非常に良い内容だと思いました。

 

否定するのであれば、それなりの論拠を持っていただきたいと思いますし、このタイトルだけ見て「早期教育=悪」みたいに思う方もいらっしゃることを考えると、残念な気持ちにはなります。

個人的には、賢い子は後からいくらでも伸びるので勝手にしたらいいんです。凡人がどうやってより良く生きていくかを考えると早期教育は一つの手段だと凡人父は信じております。  

 

「この文章を読んで筆者の気持ちを書きなさい」という問いがあったら、

「推敲めんどくさいなー。とりま、こんなもんでいいだろ。早く寝たいなー。睡眠大事☆」

と書くかもしれませんね。

 

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