応用神経科学者であり、4歳の娘の父でもあり、自ら教育熱心なタイプと語る青砥氏の、最新の脳に関する知見を踏まえた早期教育のあり方についての記事です。
めちゃくちゃ参考になりますので是非ご覧いただきたいです。
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・早期教育の良し悪しを議論するのはナンセンス
・子供の成長機会を与えるという意味での教育は、どの時期であったとしても必要
・子供の心、脳を無視した画一的な早期教育は、むしろ子供の脳の成長を阻害する
・子供の純粋な好奇心を抑圧し、なおかつ望んでもいない学びばかりを押しつける教育は、人類が持つかけがえのない能力を奪っていることになりかねない
仰る通りだと思います。
早期教育は決まった型がなく、子供の成長や興味によって細かくやることを変えないといけないので、気を付けたいところです。
子供が学ぶモチベーションは、「ノルアドレナリン性」と「ドーパミン性」に分かれる。
ノルアドレナリン性:やらなければいけないという使命感、義務感
ドーパミン性:やりたい、知りたいという願望や欲求
→ドーパミン性はさらに「既知のものに向かうWANTの感情」と「未知のものに向かうSEEKの感情」に分かれる。
・WANTの感情は、ゲームやYouTubeといった分かりやすい面白さ、楽しさにドーパミンが放出される
・未知に向かうSEEKの感情が極めて重要。未知に対し、脳が、心がそちらへ向かうように仕向ける能力を「好奇心」と呼び、新たな学びを促す。
ドーパミン性のSEEKの感情を大事にした子育てを心掛けたいですね。
本来、子供は圧倒的にこの好奇心が強い。
新たなものに出合うと好奇心反応をもたらし、極めて高い集中力と学習力を発揮する。
そうした脳の使い方を小さい頃から育むことが、早期教育で何よりやるべきことである。
好奇心が発揮される場面は、その子にとっての新奇性(ノベルティ)が多いことが多く、その環境へ適応させようとする力(アダプタビリティ)も育まれる。
どんなに頭でっかちで崇高なゴールや目的を掲げようと、SEEKの感情が育まれていない限り、表面的なモチベーションであり、本質的なモチベーションが高まらないことが多いのです。好奇心に蓋をしていると、ゴールや目標、目的を掲げてもワクワクできない大人になってしまうのです。
青砥瑞人