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凡人父の過去 ~自身の失敗から学ぶ先取り教育~

 

凡人父です。本日は凡人父の頭の悪かったころの話と先取り教育を是とする話をしたいと思います。

 

先取り教育について調べてみると、案外悪いことと捉えている親が多いみたいですね。

正直、意外でした!!

 

中学受験はウサギとカメのレース

凡人父の考えですが、ウサギとカメに例えると、

・どんなにカメ(凡人)が頑張っても、努力するウサギ(秀才)には敵わない。

・ハヤブサ(天才)みたいな人間もいるけど相手にするだけ時間の無駄。(出現確率的に考えて、除外しても入試は戦える。)

・努力するカメが勝てるのは努力しないウサギ。

・努力するウサギに、より多大な努力をしてどれだけ近づけるかがカメの戦い。

・または、努力するカメ同士の戦い。

と考えています。

 

ただ、ウサギとカメの話と違うのは、このレース(中学受験)はフライングと伴走が許されている点です。

もちろん親の対応次第で子供も嫌になってしまう恐れはありますので注意は必要だと思いますが。

 

標準偏差で表現すると、大体の人の能力は±1σに収まるので、あとは努力して結果を+1σから+2σに近づける作業だと思います。

 

凡人父の過去(小学校低学年)

私自身の子供のころの話になります。

私は小学校に入った時に文字も書けずに困った記憶があります。(凡人どころか典型的な劣等生でした。)

授業は文字を書けて当たり前の様子で、文字を書いている間に、授業が進みました。

ただ、写経をしているだけで、写経をした自分自身の文字も読めませんでした。

気が付けば通知表の三分の一が「がんばりましょう」でした。

 

そんな凡人少年に変化の時が訪れます。

小学校三年生の時です。友人が通っていた書道教室に入ることにしたのです。

目標は自分自身で読める字を書けるようになること。

私は三か月書道教室に通い、ようやく意識しないでも読める平仮名を書けるようになりました。

そこで思ったのです。目標を達したので書道教室は辞めようと。

 

小三の凡人少年には30分椅子に座っていることは非常に苦痛でした。

そして、火曜日の放課後は書道教室から外遊びの時間に戻りました。

また、このころから通知表の「がんばりましょう」の数が激減しました。

それもそのはず、書いた本人に読めない文字を先生が読めるわけがありません。

そりゃ、通知表が「がんばりましょう」だらけになりますよね。

 

これは極端な例かもしれませんが、私自身の実話です。

小学校に入る前に平仮名を書けなかったがために起こった悲劇です。

基本となる文字が書けないということは、全教科に悪影響を与えることになります。

 

これが、私が子供たちに小学校入学前に平仮名をスラスラ書ける状態にしたい理由です。 

 

 

凡人父の過去(小学校高学年)

次の転機は小四でそろばんを始め、小五の時に進研ゼミを始めたときです。

そろばんは一年ちょっとしか持たなかったのですが、三級まで取得して、確実に計算力は身についたと思います。

真面目にそろばんには通っていたのですが、いつしかそろばんよりも外遊びの方が楽しいという事実に気が付いてしまいました。

そろばんのお稽古は週三日あったのも辞めた理由の一つです。

進研ゼミは「あの漫画」のサクセスストーリーにあこがれて始めました。

家で勉強する習慣がなかったので、ほとんどやりませんでしたが、、、。

ただ、学校の先生の言っていることが分からない時だけ、その単元を勉強する程度でしたが、進研ゼミなら15分で終わる内容をなんで一週間かけてやっているんだろうと思った記憶があります。正直、進研ゼミがあるなら学校の授業はいらないんじゃないかと思う程でした。

 

そして、ある時、気が付くのです。

先に進研ゼミをやっておけば授業中話聞かなくていいじゃん!という事実に。

そう、私が人生で初めて前向きに自分から勉強をした瞬間が訪れたのです。

とは言え、やったのは算数を月に1時間くらいでした。まったくやらない月もありました。

それだけでも授業の理解度が格段に変わりました。

 

よく先取りをすると知っている内容だから授業を聞かなくなるという話を目にしますが、分からないから授業を聞かなくなるという経験をしたことがない人の話ですね。

私はどっちも経験がありますが、ハッキリ言って、分かるから聞かないほうが圧倒的に良いです(当たり前)。

 

分かるから聞かないパターン

→なんやかんやで話を聞いていることが多い。「あー、分かる分かる。ダルいなぁ。。」くらいのテンションです。十分授業が復習になっていますし、「あれ?これなんだっけ?」とか思ったらちゃんと授業を聞きます。

 

分からないから聞かないパターン

→耳と心を閉ざして板書マシーンになっていればマシな方です。

教科書に落書きをするか空を眺めています。「今日の給食何かなー、体育の時間まだかなー」という感じです。

 

勉強に限らず何でもそうかもしれませんが、出来ない側に回った時の劣等感とモチベーションの低下を考えると先取り教育には圧倒的なメリットを感じます。

 

先取り教育を否定する人は、落ちこぼれたことのない恵まれた人なんだろうなーと思います。

 

先取り教育について

さて、大分前置きが長くなりましたが、凡人少年が平仮名を書けなかった話でも分かる通り、

周りに比べてビハインドを持った状態で小学校に入学することは非常に大変

苦手意識や学習意欲の減退も考えると、取り返すのが年単位の作業になり得る

どんなに少なくてもやらないよりかはやった方がマシ

ということです。

 

そして進研ゼミの話になりますが、ここで主張したいのは次の三点です。

子供本人が自分からやろうとする時は大人が考えられないほどの吸収力を持つこと

先取り(予習)をしておくと学習効果が跳ね上がること

子供の吸収力なら、ちょっとでもやっておけば十分に効果がある(費用対効果はガン無視)

 

先取りというと抵抗ある方は、長期スパンでの予習だと思うといいのではないでしょうか。

三年生で二年生の苦手な部分を復習するのと、一年生で二年生の予習をするのでは、苦手意識ができない分だけ予習した方が良いと思います。

もしも、その時にできなくても良いのです。親が一言、「二年生の勉強だから二年生になったらもう一度やろうね」とでも言っておけば良いと思います。ちょっとでもやっておくと記憶のフックができているので「これ進研ゼミでやったやつだ!」という状態になります。

 

小学生の時に本当に苦労した凡人が言うので少しでも参考になればと思います

 

幼児期の先取り教育が流行らない理由

先取り教育に対する批判を見て、個人的に感じたことは、

・大変だから

・長期の道のりだから

・効果を実感しにくいから

・子供に合わせてカリキュラムを考えないといけないから

だと思います。

 

先取り教育は、大変で、長期戦で、効果を実感しにくく、子供に教育を施さないといけない。

つまり、パッケージング(画一化)された教育を施せない(=テーラーメイド教育が必要)というところに幼児期の先取り教育の難しさがあると思います。

 

特に5歳くらいまでは子供の発達・成長の凸凹が大きいので、余所の子が2歳で出来たことが4歳でもできないこともザラにあります。凡人家の長女は今でこそ1学年上のすまいるぜみをやらせていますが、三歳半過ぎまでは二歳のワークも全くできないレベルでした。

この場合には子供の発達を待つしかないと思います。焦って無理やり勉強をさせて教育虐待みたいになってしまうと、よくある批判にある通りの駄目な早期教育の典型例になってしまいます。

 

先取り教育のあるべき姿(凡人父の個人の意見です)

子供のやりたいこととギリギリ背伸びして手が届きそうなことを目標に据えて一歩ずつ進めていくことを繰り返すのが、先取教育のあるべき姿だと思います。

非常に大変で、効果を実感しにくく、「どうせ将来優秀なお子さんにサクッと抜かされていんだろうなぁ」と思うこともありますが、比べるのは余所の子ではなく、やらなかったときの本人です。(過去の凡人父のように頑張りましょうだらけになるかもしれません。)

 

ちなみに、もうすぐ5歳になる長女は文字を書くのに苦手意識が強いです。父も文字を書くのが苦手だったので遺伝かもしれません。

年中・年長の二年間でなんとか文字をスラスラ書けるようにはしたいですね。

 

今のご時世はいろいろと教育アイテムがそろっていますが、小学生で勉強が苦手な子は「スマイルゼミ」や「チャレンジタッチ」のようなタブレット教材を始めるのが良いと思います。難しすぎず、解説もわかりやすく、やる気になる仕掛けもあるので。

 

「スマイルゼミ」ならコアトレ(無段階学習)があるので、学年を遡って学習すれば小学生の遅れを取り戻すにはかなり良い教材だと思います。

一方で、幼児期の先取り教育にコアトレは向いていない子もいると思います。(特に長女のように文字を書くのが苦手な子には。)

 

ここら辺も、年齢や得意不得意、興味、やる気によっていろいろと変わってくると思うので、やはり子供の教育はテーラーメイドで親がサポートするのが一番なんだろうなぁと思います

 

あと、先取り教育界隈は化け物ぞろいなので、「何歳で何が出来るようになった」というのは参考程度にした方がよいです。焦るだけなので

私も長女が二歳くらいまでは発達についていろいろと調べました。まぁ、なるようにしかならないので、天才児とは比べないほうが良いと思います。

 

先取り教育は、何歳で何を出来るようになったかを競うレースではなく、目標が中学受験であれば受験時に目標レベルに達することができたか、負担を平準化して無理なく積み上げられたかが重要だと思いますので、あまり早い段階で焦ってもしょうがないですね。

 

それよりも、子供にとって興味あることをしっかりと伸ばしつつも、苦手部分をそれとなく時間をかけて克服するのが良いと思います

 

凡人父は親に勉強しなさいと言われ続けたので勉強が嫌いでした。

ですので、父は絶対に勉強しなさいとは言わないようにしています。

勉強は楽しいからするものであり、知的ゲーム、パズルゲーム、ボードゲームと同じ括りで考えてほしいと思っています。

(そこまでうまくいくとは思っていませんが、、、。)

 

 

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